【2024年版】危険物保管庫メーカー5選・最新ランキング

【2024年版】危険物保管庫メーカー5選・最新ランキング

なかなか馴染みのない「危険物保管庫」、消防から指摘されて急いで準備しないといけない、「何をどこから買えば・借りればいいのかわからない」という企業も多いのではないでしょうか。
このページではユニット式「危険物保管庫」「少量危険物保管庫」のメーカーを各項目ごとにランキング形式でご紹介します。

※ここで紹介するのは「指定数量10倍未満」までに対応している「ユニット式」の保管庫です。

比較のポイント

主な比較のポイントをご説明します。

  • 金額
  • オプション(装備品)
  • 種類(大きさ・設置場所など)
  • 納期
  • サービス
  • 保証

この6項目についてご説明していきたいと思います。
「あれ、商品の品質については?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。実は、危険物保管庫という商品の特性上、品質については大きな差がありません。消防から「こういう仕様・品質で作らないと許可おりないよ」という指定があるため、必要な基準はすべての商品が満たしているということになります。
ですので、「品質」についてはさほど重要ではない、ということになります。(物置みたいな倉庫でもなんでもいい、という意味ではありません)

メーカー5選

勝手に選ばせていただきましたが、この5社で比較したいと思います。
勝手にとは言ってもGoogleで「危険物保管庫」で出てきた企業をピックアップしているので、おそらく検討先は大体カバーしているのではないでしょうか。

①金額

さて、まずは一番重要なポイント、金額です。

社名金額
ナガワ
ワールドシェアセリング
アークテック
ヒイラギ
システムハウスR&C

大手であるナガワ・アークテックはやや厳しくて、ワールドシェアセリングが比較的優秀という結果ですね。ここで注目するべきなのは、「必ずしも表示・提示金額で判断できない」ということです。

これは一体どういうことかと言うと、標準装備・オプション装備の部分でメーカーごとの差がある、ということです。

例えば、保管庫を設置しようとした場合、ベンチレーターの種類や照明の有無、ブレーカー・スイッチなど電気配線は?など、後から「付けないと置けない」となってしまわないように、キチンと確認しなくてはいけません。
また、火災予防条例には「危険物を貯蔵し、又は取り扱うために必要な採光・照明を設けること」と、記載されているなど、実は標準装備だけだと足りない!とならないよう、気を付けなくてはいけません。

②オプション(装備品)

次に、先ほどの金額の話にもつながるのですが、オプション(装備品)です。

社名オプション
ナガワ
ワールドシェアセリング
アークテック
ヒイラギ
システムハウスR&C

製品の仕様上、オプションに関しても大きな違いはあまりありません。
強いて言えば、どこまでが標準でどこまでがオプションか、という違いくらいかと思います。

ただ、その中でアークテックが優れている点が一つあります。それは「ジブクレーン内蔵タイプ」があるということ。他のメーカーには無い大きな特徴となっています。倉庫内にクレーンが備わっており、ドラム缶の保管庫への搬入・搬出が楽に、安全に行えます。

③種類(大きさ・設置場所など)

次に、取り扱いのサイズや対応設置場所など、危険物保管庫の種類です。

社名種類
ナガワ
ワールドシェアセリング
アークテック
ヒイラギ
システムハウスR&C

ナガワは大手ではありますが、少量危険物保管庫が1・2坪、危険物保管庫が2坪だけと、かなり取り扱っている種類は少なめとなります。

ヒイラギは「保管庫」ではないのですが、「タンク式」「地下タンク式」をはじめとした他では扱っていない製品があります。
アークテックは屋内用1・2坪を含む、屋内・屋外、1~3坪一通り網羅しています。ただしクレーン付きはサイズの関係上2・3坪サイズのみのようです。

種類・大きさに関してはワールドシェアセリングが一歩リードしていて、危険物保管庫は1・2・3坪があり、さらには少量危険物保管庫の場合、1~3坪の他に、0.2坪・0.5坪・1.5坪サイズ(屋内・屋外)があります。どうしても屋内に設置する場合、大きさがかなりネックになりますから、この豊富なラインナップというのは、かなり有難いのではないでしょうか。

④納期

会社によっては金額の次に重要視しているのではないでしょうか、納期です。

社名納期
ナガワ
ワールドシェアセリング
アークテック
ヒイラギ
システムハウスR&C

納期に関しては比較的各社横並びだと思います。
そんな中でも、ナガワはやはり大手なのでしょう、他社に比べると多少早いように思います。ただし、昨今の原料高騰や資材不足など、様々な要因があるため、購入検討となったときどうなるかわかりません。何社か併せて見積もりを取る方がいいかもしれません。

⑤サービス

意外とこういう点が重要かもしれません、サービス・対応です。

社名サービス
ナガワ
ワールドシェアセリング
アークテック
ヒイラギ
システムハウスR&C

意外と決め手になるかもしれないところですね。

サービスと言ってもその内容は様々ですが、九州スーパーハウス・ワールドシェアセリングはまず対応が早いというところ。また、面倒な消防との協議・対応に関してはワールドシェアセリングが提携している行政書士による代行サービスを行っています。

さらにワールドシェアセリングの特徴的なところですが、「レンタル・譲渡付きレンタル」を行っているという点は大きいですね。短期間・一時的な危険物の対応としての利用や初期費用を抑えることのできる「譲渡付きレンタル」は面白い取り組みだと思います。

⑥保証

意外とこういう点が重要かもしれません、サービス・対応です。

社名サービス
ナガワ
ワールドシェアセリング
アークテック
ヒイラギ
システムハウスR&C

初期不良であるとか、運送時・設置時のトラブルなど通常の保証はどのメーカーも行っていると思います。そんな中でも、ワールドシェアセリングが「10年保証」というサービスを行っています。
消耗品の交換や設置後の様々な対応など、幅広くカバーしているので、気になる方は一度お問い合わせをしてみてもいいかもしれません。

まとめ

最後に表をまとめてみました。

社名金額オプション種類納期サービス保証
ナガワ
ワールドシェアセリング
アークテック
ヒイラギ
システムハウスR&C

こうしてみると、各社一長一短といった印象となっています。導入に際して金額なのか納期なのか、対応力など重要なポイントというのは様々と思いますので、いろいろと相談してみるのがいいと思います。決して安い製品ではないので、数社見積もりを取って確認するのがいいと思います。

比較的、安定感があるのがワールドシェアセリングとなっていますね。「以前頼んだから」と同じメーカーを利用しがちですが、金額やサービスなど含めて見積もりを依頼してみるのもいいかもしれません。

検討・比較のポイント

・消防との協議、書類の内容など説明してくれると非常にありがたい。
・金額に関しては支払い方(初期費用を抑えたい、など)も検討してみるのもいいかも?
・標準装備やオプションについてはどこまで必要か、どこまで付いてくるか、しっかり確認を。
・「屋外に設置すると何かと面倒…」ということもあるかもしれないので、屋内のほうがいいのか、屋内に設置スペースはあるか、など社内でも協議してみる。

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