快適トイレコラム

トイレトレーラーとは?メリットや災害時の活用について解説

トイレトレーラーとは?メリットや災害時の活用について解説

工事現場やイベントの設営現場などでは、仮設トイレを設置することが多いでしょう。しかし、設置や移動に時間がかかったり急な人員増加に数が足りなかったりすることが問題点として挙げられます。

そこでおすすめなのが、トイレトレーラーなどの移動設置型トイレです。この記事では、導入するメリットや活用法について詳しく解説します。

トイレトレーラーとは?

トイレトレーラーは、災害が起きたときのことを考えてつくられた移動設置型トイレの一種です。車でけん引して移動可能で、給水タンク・汚水タンクが付いているため、遠方の被災地でも到着すればすぐに使用を開始できます。

また、換気扇・小窓が付いているものや、電池または太陽光パネルによって電源がなくても照明が確保できるものもあり、衛生的に使える仕様になっています。災害時だけでなく、建設現場やイベント開催時などにも活用できる汎用性があります。

簡易水洗トイレやポータブルトイレとの違い

この章では、簡易水洗トイレやポータブルトイレとの違いについて解説します。

簡易水洗トイレとは

1回の洗浄水量が500ml以下 で、汲み取りタイプのものを簡易水洗トイレといいます。水で汚物を流せるため、非水洗トイレに比べて汚れがつきにくく、衛生的に使えるのが特徴です。

一般的な仮設トイレは、簡易水洗で、近年は洋式タイプが国内シェアの70%以上を占めています。使用頻度が高いと汲み取り回数が増える点がデメリットとして挙げられます。

ポータブルトイレとは

ポータブルトイレとは、持ち運びが可能な簡易タイプのトイレのことです。水を使わないため水道代の節約には向いており、置くだけで使い始められる点はメリットだといえます。しかし、汚物・汚水はタンクに溜められるだけであり、汚れや臭いが気になるケースがあります。

個室トイレと異なり、人目を気にして使わなければならず、安全面に不安がある点はデメリットだといえるでしょう。

仮設トイレのメリット

ここからは、トイレトレーラーをはじめとした仮設トイレの具体的なメリットを4つご紹介します。

環境に応じて設置できる

移動設置型トイレは、その名のとおり移動が容易なため、工事やイベントなど状況に応じて柔軟に設置できます。設置場所を変えたい場合でも、問題なく理想の位置に動かせるでしょう。

急な人員増加へ対応できる

工事現場などでは、急に人員が増減するケースも多いため、必要に応じて数を簡単に増減できることが望ましいでしょう。

仮設トイレは、車で運搬またはけん引すれば移動可能であるため、トイレが不足した場合は別の場所から手配し、不要になったときは返却すればOKです。

短期間の利用でコストを抑えられる

工事期間だけなど、一時的に利用したい場合に仮設トイレは適しています。必要な期間だけレンタルして利用することで、コストを抑えられるため、なるべく設置の手間やコストをかけたくない場合に最適です。

快適な利用環境

トイレトレーラーや、国土交通省の「快適トイレ認定」を受けた仮設トイレには、排泄に必要な設備だけでなく、洋式温水暖房便座や二重ロック、洗面台といった設備が備えられているものもあります。

通気性もよく、照明設備によって明るいため、誰でも安心・安全かつ快適に利用できます。作業員やスタッフがトイレを快適に利用できれば、労働環境の改善にもつながるでしょう。

災害用トイレトレーラーの活用

日本は、台風や大雨、地震など、さまざまな自然災害に見舞われる国でもあります。災害時のトイレの重要性は年々周知されてきているものの、いまだに災害時など緊急時に使えるトイレが不足しています。

そんななかで、トイレトレーラーをはじめとする移動設置型トイレは、災害時にも素早く使えるトイレとして注目されています。ここでは、災害時の活用法についてご紹介します。

みんな元気になるトイレとは

公益社団法人助け合いジャパンは、全国の市町村が1台ずつトイレトレーラーを所有し、災害などに備えるプロジェクトを推進しています。すぐに被災地に駆けつけられるため、トイレ不足を解消でき、避難所生活のストレスを軽減させられるでしょう。

さらに、トイレの環境を整えることで二次的な病気・感染症の発生リスクを下げられるため、避難者の健康維持にも役立ちます。

株式会社ワールドシェアセリングはトレーラーハウスや移動設置型トイレのレンタル・販売を行っています。自治体や企業への導入事例も豊富なため、気になる方はチェックしてみましょう。

プロジェクトの仕組み

導入にかかる費用の7割は、総務省消防庁「緊急減災・防災事業債」の仕組みを使うことで返済が不要であり、残り3割の返済は、起債後に集めた寄付・ふるさと納税(クラウドファンディング)を充当できます。全国から資金を募るため、自治体への経済的な負担を減らせるでしょう。

また、ふるさと納税の寄付金控除制度を活用することで、寄付する側の負担も減らせる仕組みになっています。プロジェクトの推進によって全国に助け合いの輪が広がり、災害時でも効率的に支援活動ができるでしょう。

こちらの記事では、災害時における避難所のトイレ問題についてさらに詳しく解説しています。ぜひ併せてご覧ください。

まとめ

トイレトレーラーをはじめとした移動設置型トイレや、国土交通省の「快適トイレ認定」を受けた仮設トイレは、簡単に設置できるだけでなく快適な利用環境が整っています。株式会社ワールドシェアセリングは、快適イレのレンタル・販売をしています。

導入することで、工事現場の作業員や災害時の避難者の環境を改善できるため、検討している方はぜひ電話やメールで一度お問い合わせください。
ワールドシェアセリングにお問い合わせしたい方はこちらから。