仮設トイレの汲み取り費用はいくら?相場・削減方法を徹底解説

仮設トイレの汲み取り費用はいくら?相場・削減方法を徹底解説

汲み取り式の仮設トイレを利用している場合、レンタル料や設置費用だけでなく、汲み取り費用にも注目する必要があります。汲み取り費用は仮設トイレを運用するうえで、無視できないコストです。

本記事では、仮設トイレの汲み取り費用や、料金相場・内訳などについて解説します。
より良い業者を選ぶためのポイントについても説明するので、ぜひ参考にしてください。

仮設トイレの汲み取りとは

仮設トイレを衛生的かつ安全に利用し続けるために、汲み取り作業は不可欠です。

まずは、汲み取りの基本的な内容から見ていきましょう。

汲み取りの作業内容

仮設トイレの汲み取り作業は、単に便槽(タンク)に溜まったし尿を抜き取るだけではありません。

専門の業者がバキュームカーと呼ばれる強力な吸引力を持つ特殊車両を利用し、ホースを便槽に接続し、溜まった排泄物を衛生的に収集・運搬します。

その後、法律に基づいて許可された処理施設へ運び、適正に処分するまでが一連の作業内容です。

汲み取りが必要な理由

汲み取り作業は、以下の理由から必ず必要です。

理由詳細
衛生環境の維持排泄物を放置すると、悪臭や害虫が発生し、不衛生な環境になります。このような状況を放置すると、利用者の不快感だけでなく、周辺環境への悪影響にもつながります。
感染症のリスク防止不衛生なトイレは、感染症が広がる温床となる可能性があります。定期的な汲み取りは、公衆衛生を守るうえで非常に重要です。
トイレ機能の維持便槽が満タンになると、トイレはそれ以上使用できなくなります。工事やイベントが中断するなどの現場トラブルを防ぐためにも、計画的な汲み取りが求められます。

仮設トイレ汲み取り費用の相場

仮設トイレの汲み取り費用は、全国的な目安として1回の作業あたり約3,000円から10,000円程度が相場とされています。
費用には、し尿の収集・運搬・処分にかかるすべてのコストが含まれています。

ただし、この価格帯はあくまで一般的な目安であり、実際の費用はさまざまな要因によって大きく変動する可能性があるため、注意が必要です。
例えば、以下の要因によって汲み取り費用は変動します。

  • 現場の場所
  • 汲み取りの頻度
  • 仮設トイレの設置場所の状況
  • 汲み取りを依頼する業者の料金設定

詳細な見積もりを複数の業者から取得し、料金の内訳や追加料金の有無を確認することが重要です。
特に、遠隔地やアクセスが困難な場所では、運搬費用が高くなる傾向があります。

また、定期的な汲み取り契約を結ぶことで、1回あたりの費用を抑えられる場合もあります。

汲み取り費用の料金体系と内訳

汲み取り費用の料金体系は大きく分けて定額制と従量制があるので、自社に合ったものを選びましょう。

本章では、それぞれの料金体系の内訳について解説します。

定額制の場合

定額制の仮設トイレ汲み取りサービスは、1基あたり1回の汲み取りで〇〇円といった明確な料金設定が魅力です。
料金体系が非常にシンプルでわかりやすく、予算の見積もりや管理が簡単にできます。

特に、長期にわたる工事現場など、定期的な汲み取りが不可欠なケースにおいて、予算管理を徹底したい場合に最適な選択肢です。
突発的な追加料金の発生を抑え、計画的なコスト管理を実現できるため、安心して利用できます。

予算内で確実に仮設トイレの維持管理を行いたい場合に、定額制はおすすめです。

従量制の場合

従量制汲み取りは、使用量に応じて料金が変動するシステムです。

具体的には、1リットルにつき〇〇円といった形で、汲み取った量に基づいて料金が計算されます。
利用者が少ない場合や、短期間のイベントなど、使用量が少ないと予想されるケースでは、定額制に比べて費用を抑えられるのが従量制のメリットです。

一方で、予想以上に利用者が多く、便槽が満タンに近い状態になってから汲み取りを依頼すると、結果的に定額制よりも料金が高くなる可能性があります。
そのため、利用状況を常に把握し、適切なタイミングで汲み取りを依頼することが、従量制のメリットを最大限に活かすための重要なポイントです。

仮設トイレの汲み取り費用が変わる要因

基本相場や料金体系を理解したうえで、さらに費用を変動させる具体的な要因について見ていきましょう。
仮設トイレの汲み取り費用が変わる要因は、以下のとおりです。

  • タンクの容量
  • 地域差
  • 業者による違い
  • 現場の状況・作業の難易度

上記の要素を事前に把握しておくことで、より正確な費用予測が可能です。

タンクの容量

仮設トイレの便槽は、一般的に360リットル程度の容量があります。
料金体系によっては、この基本容量を超えた分について、10リットル単位で追加料金が課されることがあります。

設置するトイレのタンク容量は事前に確認しておきましょう。

地域差

汲み取り費用は地域によって大きく異なります。料金設定の方法も自治体ごとに異なり、定額制の場所もあれば、1リットル単位で料金を設定している場所もあります。
そのため、汲み取り費用を比較する際には、地域別の料金体系を考慮することが重要です。

単純に金額だけを見るのではなく、どのような計算方法で算出されているのかを、あらかじめチェックしましょう。

業者による違い

汲み取りサービスは、地域に密着した専門業者から広域に対応する大手企業までさまざまです。
サービス内容や緊急時の対応力はもちろん、料金設定も各社で異なります。

1基あたり4,000円で対応可能な業者もあれば、10,000円近くかかる業者も存在するなど、業者選びはコストを左右する大きな要因です。

現場の状況・作業の難易度

汲み取り作業のしやすさも、費用に影響を与えるポイントです。

  • バキュームカーの駐車スペースは確保できるか
  • 駐車場所からトイレまでの距離はどのくらいか
  • 高低差や障害物はないか

上記のような点が、追加料金の有無に関わります。

事前に現場の状況を業者へ正確に伝えることで、後からの予期せぬ請求を防止できます。

仮設トイレの汲み取り費用を抑えるポイント

本章では、汲み取り費用を賢く抑えるための具体的なポイントをご紹介します。

  • 汲み取り頻度を調節する
  • 複数の業者から相見積もりを取る
  • 見積書の詳細を確認する
  • 自治体の指定業者制度を活用する
  • 長期契約で割引交渉
  • 汲み取り込みレンタルパックを検討
  • 汲み取り以外のトイレ方式も検討

少しの工夫で総額コストは大きく変わるので、ぜひ実践してみてください。

汲み取り頻度を調節する

もっとも基本的なコスト削減策は、不要な汲み取りを減らすことです。
一般的に、4〜5人の利用で満タンになるまで約1カ月から3カ月が目安とされています。

しかし、これはあくまで目安であり、利用状況によって大きく変動します。
例えば、個々の利用者の使用頻度が高い場合や、トイレットペーパーの使用量が多い場合は、より早く満タンになる可能性があります。

利用人数や期間を考慮し、便槽の状況を定期的に確認することが重要です。
また、水位を目視で確認したり、臭いを確認したりすることで、満タンになる前の適切なタイミングを予測できます。

複数の業者から相見積もりを取る

適正価格で信頼できる業者を見つけるためには、必ず複数の業者から見積もりを取りましょう。
最低でも2〜3社、できればそれ以上の業者に問い合わせることを推奨します。

相見積もりの際は、料金だけでなく、サービス内容の詳細な説明・使用する材料の種類・アフターフォローの有無なども確認し、明確に比較検討することが重要です。
業者の実績や評判をインターネットで調べたり、口コミを参考にしたりしましょう。

見積もり依頼時には、要望を具体的に伝え、疑問点は遠慮なく質問することで、ミスマッチを防ぎ、より正確な見積もりを得られます。

見積書の詳細を確認する

業者から見積書を受け取ったら、総額だけを見るのではなく、以下の点を確認しましょう。

  • 基本料金に含まれる作業内容は何か
  • タンクの基準容量と超過料金の単価は明記されているか
  • 追加料金が発生する具体的な条件(休日作業・長距離ホースなど)は記載されているか
  • 消費税は含まれているか

不明な点があれば必ず事前に質問し、すべて納得したうえで契約することがトラブル防止の鍵です。

自治体の指定業者制度を活用する

多くの市区町村では、し尿汲み取りに関する指定業者を定めています。
これらの業者は、自治体が設けた一定の基準をクリアしているため、信頼性が高く、料金も適正な価格帯で設定されているので、安心して利用可能です。

検索エンジンで調べてみたり、自治体のWebサイトや担当部署に問い合わせてみたりしましょう。

長期契約で割引交渉

工事現場などで長期間の利用が確定している場合、積極的に業者と交渉することでコスト削減の可能性が高まります。
数カ月以上にわたる利用予定を具体的に提示し、定期的な利用が見込める優良顧客としてのメリットを強調することで、割引交渉を有利に進められます。

1回あたりの単価引き下げはもちろん、期間に応じた特別割引や、ほかのサービスとの組み合わせによるセット割引など、交渉の手段はさまざまです。
粘り強く交渉することで、大幅なコスト削減の実現も期待できます。

汲み取り込みレンタルパックを検討

レンタル業者によっては、レンタル料金に定期的な汲み取り費用が含まれたお得なパックプランを用意している場合があります。
特に、初めて仮設トイレを手配する際には、個別に汲み取り業者を手配する手間や費用を考えると、こうしたパックプランを利用する方が、結果的に割安になるので、積極的に利用しましょう。

汲み取り以外のトイレ方式も検討

汲み取り費用そのものをなくしたい場合、異なる方式のトイレを選ぶのもおすすめです。
汲み取り式以外の仮設トイレ方式には、以下のようなものがあります。

タイプ特徴メリットデメリット
水洗式トイレ水道と下水道(または浄化槽)に接続して使用する。汲み取りが不要で、家庭用トイレに近く快適性が高い。給排水工事が必要で、レンタル料や設置費用が高額になる。
簡易水洗式トイレ清水タンクに水を貯めておくことで、水洗式トイレと同じ使用感で利用できる。汲み取りが不要で、コストが低い。定期的な水の補充が必要で、場合によっては業者に依頼しなければならない。

長期的な利用が見込まれる場合は、初期投資はかかりますが、ランニングコストを含めた総額で検討してみましょう。

汲み取り業者の選び方

本章では、安心して任せられる業者を見極めるための、以下のポイントについて解説します。

  • 確認すべきポイント
  • 信頼できる業者の見極め方
  • 避けるべき業者の特徴
  • 大手業者と地元業者の比較

費用を抑えることと同時に、信頼できる優良な業者を選ぶことも非常に重要です。

確認すべきポイント

業者に問い合わせる際や見積もりを比較する際には、以下の点を確認しましょう。

確認項目詳細
許認可の有無し尿の収集運搬には、自治体からの一般廃棄物収集運搬業許可が必要です。無許可の業者でないか、必ず確認しましょう。
対応エリアと対応速度自社の現場が対応エリア内か、また「タンクが溢れそう」といった緊急時に迅速に対応してくれるかを確認します。
料金体系の明確さ見積もりが明瞭で、追加料金の条件などを丁寧に説明してくれる業者は信頼できます。
実績と評判同業他社からの評判や、インターネット上の口コミなども参考にしましょう。

信頼できる業者の見極め方

信頼できる業者は、単に作業を行うだけでなく、顧客の状況に合わせた最適な提案をしてくれます。
例えば、現場の利用人数や期間を伝えた際に、適切な汲み取り頻度をアドバイスしてくれるかどうかは、重要な判断基準です。

問い合わせ時の電話対応や、質問に対する回答の丁寧さからも、企業の姿勢をチェックできます。

大手業者と地元業者の比較

大手業者と地元業者は、それぞれ以下のメリットがあります。

業者タイプメリットデメリット
大手業者・対応エリアが広い・保有車両が多く緊急時にも対応しやすい・サービスが標準化されていて安心感がある。・料金がやや高めに設定されている場合がある・細かい要望への対応に融通が利きにくいことがある
地元業者・地域特性を熟知している・料金が比較的安価な場合がある・小回りが利き柔軟な対応が期待できる・対応エリアが限定的・緊急時の対応力が大手より劣る場合がある

上記はあくまで一般的な目安であり、どちらが良いとは一概には言えません。
設置場所や求めるサービス内容に応じて、最適な業者を選びましょう。

仮設トイレ汲み取りに関するよくある質問

最後に、仮設トイレの汲み取りに関して、現場担当者の方からよく寄せられる質問とその回答をまとめました。

Q1. 汲み取り頻度の目安は?

4〜5人が利用する場合、約450リットルのタンクが満タンになるまでに1カ月から3カ月程度が目安とされています。
ただし、これはあくまで一般的なケースです。

利用人数が多ければ頻度は短くなりますし、逆に少なければ長くなるなど、使用状況によって汲み取り頻度は変動します。

Q2. 汲み取りを忘れると?

汲み取りを忘れて便槽が満タンになると、トイレが使えなくなり、現場の作業員やイベント参加者に大きな迷惑がかかります。
さらに、排泄物が溢れてしまうと、衛生的な問題だけでなく、清掃や消毒に余計なコストと手間が発生する最悪の事態も考えられます。

汲み取り式の仮設トイレは、計画的な管理が非常に重要です。

Q3. 立ち会いは必要?

基本的には、作業員が安全にトイレへアクセスできる状態であれば、立ち会いは必須ではありません。

ただし、敷地の入り口が施錠されている、トイレの場所がわかりにくいといった場合には、事前に業者と打ち合わせを行い、スムーズに作業できるよう協力することが大切です。

まとめ:仮設トイレの汲み取り費用を理解してコストを最適化しよう

仮設トイレの汲み取り費用は、1回あたり3,000円から10,000円が相場ですが、その価格はさまざまな要因によって変動します。

汲み取り費用が変動する要因を理解し、適切に運用すれば、無駄なコストの削減が可能です。
また、複数の信頼できる業者から相見積もりを取り、サービス内容と料金を慎重に比較検討することも欠かせません。

本記事で得た知識を活用し、計画的で効率的な仮設トイレの運用を実現してください。

また汲み取りが不要で清潔さを保てる仮設トイレをお探しの場合はワールドシェアセリングの快適トイレもぜひご検討ください。

快適トイレの施工事例

  • 長崎県 九十九島観光公園
    長崎県 九十九島観光公園
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