
仮設トイレの設置や撤去を検討している方に向けて、撤去の方法や注意点について解説します。
イベントや現場などで欠かせない仮設トイレですが、どのように撤去されるのか疑問に思う方も多いのではないでしょうか?設置は業者が行いますが、撤去については事前に知っておきたいと考える方も多いでしょう。
そこで今回の記事では、仮設トイレの撤去方法と廃棄のときの注意点をご紹介します。本記事を参考にすることで、仮設トイレの設置や撤去への不安を解消できるでしょう。
仮設トイレの撤去方法
ここからは、仮設トイレの撤去方法を解説します。移動させる場合と廃棄する場合の2つの観点から見ていきましょう。
移動させる場合
仮設トイレを移動させる場合は、汚物の汲み取りを行ってからトラックに積み込んで運搬します。トイレ内の清掃も同時に済ませておいてください。トイレの種類によっては、トラックに積み込む前に解体作業が必要になる場合もあります。
仮設トイレは多くの場合、軽トラックに積み込むと高さが高くなりすぎるため、道路交通法に違反してしまいます。軽トラックの積載物の高さは、地上から2.5mまでと定められているためです。そのため、汚物を除去した状態でトラックで運搬してください。
廃棄する場合
廃棄する場合は、基本的には業者に依頼し、廃棄を行います。また水洗式であれば、事前の汲み取りは不要ですが、給水工事と排水工事が必要です。仮設トイレを設置したときに設置した給水管と排水管を撤去する工事を行わなければなりません。廃棄時には注意点があるため、業者に依頼するのが一般的です。詳しくは次の項目で解説します。
仮設トイレを撤去する際の注意点
仮設トイレを廃棄するなら、次の2つのポイントに注意してください。
注意点1:仮設トイレは産業廃棄物として扱われる
まず仮設トイレは「産業廃棄物」として扱われることに注意が必要です。環境汚染の可能性もあることから、市区町村では引き受けてもらえないことがあります。たとえ一般家庭で利用されたものであっても産業廃棄物となることがほとんど。
ただし市区町村によって対応が異なるため、事前に市区町村へ問い合わせることをおすすめします。
産業廃棄物の処理は、廃棄物処理法に基づいて行わなければなりません。適切に処理が行われたことを証明するため、マニフェストを残すことも義務づけられています。市区町村で処理できない場合は、産業廃棄物処理業者に依頼し、適切な手続きを行ってください。
注意点2:認可を受けた業者しか対応できない
仮設トイレの産業廃棄物としての処理は、許可を受けた業者のみ対応できます。廃棄物処理法に基づいた認可を受けている業者のみ、仮設トイレの撤去を行えます。
もし許可を得ていない業者に依頼した場合、処理を依頼した人にも罰則が与えられることに。「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」の第25条には次のように記載されています。
第二十五条 次の各号のいずれかに該当する者は、五年以下の懲役若しくは千万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。
無許可業者、依頼者ともに5年以下の懲役または1,000万円以下の罰金もしくは両方が科せられます。知らずに依頼した場合でも罰則の対象となるため、必ず許可を受けた業者に依頼しましょう。
災害時簡易トイレの撤去方法
災害時の簡易トイレも便座や便器がある場合、産業廃棄物として処理する必要があります[1]。ただし災害時の簡易トイレでは、便座に固化材などの水分を吸収するものが入った袋を被せて用を足すのが一般的です。そのため、汲み取り作業は不要です。汲み取り式の場合は、撤去の際に汚物の汲み取りが必要となります。
固化材などで固めた汚物が入った袋は、そのまま燃やせるゴミとして処分できる場合があります[1]。市区町村によって廃棄方法が異なる場合もあるでしょう。事前に地域ごとの規則を確認しておくことで、緊急時にもスムーズに対応できます。
仮設トイレの撤去を業者に任せるメリット
仮設トイレを撤去するなら、業者に任せるのが基本であると解説しました。なぜ業者に任せるべきなのか、4つの特長について解説します。
特長①運搬に悩まなくていい
運搬に悩まなくて良いことは大きな特長と言えるでしょう。仮設トイレは大きなサイズのものもあり、トラックに積み込むのも一苦労です。もし積み込めたとしても、固定が不十分だと、走行中に落下する恐れがあります。
その点、産業廃棄物処理に慣れている業者であれば、適切な方法で運搬してもらえるため安心です。狭くて運びにくい場所であっても問題なく運搬してくれることでしょう。
仮設トイレ撤去で最も負担となる「運搬」を業者に任せられるのは、大きなメリットです。
特長②産業廃棄物も事業用一般廃棄物も引き取ってもらえる
業者を利用すると、産業廃棄物とともに事業用一般廃棄物も引き取ってもらえます。仮設トイレで排出された汚物は、事業内での使用であった場合は「事業用一般廃棄物」の分類です。つまり仮設トイレと別の処理をしなければなりません。また市区町村によって汚物の廃棄方法が異なることもあり、適切な処理をするのは大変です。
しかし許可を得た業者であれば、分類ごとの手続きについて熟知しています。廃棄方法に迷ったり、手続きについて調べたりする必要もありません。仮設トイレ撤去に関するすべての処分を業者に任せられるのは、大きな利点です。
特長③一緒に汚物を引き取ってもらえる
仮設トイレ内の汚物を一緒に引き取ってもらえることも特長のひとつです。仮設トイレを撤去するときには、事前に汚物を取り除いて分別しなければならないと最初に解説しました。しかし汚物の分別には悪臭や衛生面などさまざまな問題があります。
分別する作業も気が進まないのではないでしょうか。仮設トイレの撤去を自社で行おうとすると、汲み取りや浄化槽清掃の業者に依頼する必要性も生じます。
しかし業者に仮設トイレ撤去を依頼すれば、汚物も仮設トイレも同時に引き取ってもらえるため手間がありません。もちろん悪臭や衛生面での問題も回避できます。汚物も一緒に処分できる点は、業者に依頼する大きなメリットです。
特長④ほかの不用品も一度に処分できる
最後の特長として、ほかの不用品も一度に処分できることがあげられます。たとえばイベントで仮設トイレを使った場合、そのほかにもさまざまな廃棄物が残るでしょう。イベントで使用したものをひとつひとつ分別し、適切に処理をするには多くの手間がかかります。中には手続きが必要となる廃棄物もあるかもしれません。
仮設トイレ撤去の際に、すべての廃棄物を一度に処分できれば非常に作業がスムーズでしょう。ほかの不用品もまとめて引き取ってもらえることも、業者を利用する特長のひとつです。
仮設トイレの撤去にかかる費用相場
仮設トイレ撤去にかかる費用の相場は、1基で約20,000円です。仮設トイレの産業廃棄物としての処理は、許可を受けた業者のみ対応できます。
仮設トイレの数にあわせて、見積もりを取得し自社の想定していた費用から大きく外れないように業者とプランを選んでください。
仮設トイレの撤去は業者を利用して適切に
いかがでしたでしょうか?この記事を読んでいただくことで、仮設トイレの撤去方法がご理解いただけたと思います。仮設トイレは産業廃棄物であるため、業者を利用して適切な処分を行うようにしましょう。
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